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●土地の独自性を探究する「アースダイバー」 自分が生まれた土地や環境、その土地にまつわる歴史や文化。このような身近に目を向けはじめる人々が増えてきました。こうしたことが反映してか、NHK「ぶらタモリ」に代表されるような地形散歩が流行っています。こうした動きに影響を与えた一つに中沢新一氏の著作『アースダイバー』があります。 中沢氏は、各地域の地形や気候と人々の暮らしや文化がどのような影響関係にあるのかを探ることで、人間の無意識に潜ろうとする試みの総称として「アースダイバー」という言葉を用いてきました。 アースダイバー的探究の過程から、私たちはこの「土地」「場所」で生きていくために「大事にしていかなければならないもの」が明らかになってくるのです。